2年連続最高益更新ペース 上場企業646社の9月中間

中間連結決算を発表するソニーの十時裕樹CFO。同社は営業利益が過去最高となった=10月30日、東京都港区
中間連結決算を発表するソニーの十時裕樹CFO。同社は営業利益が過去最高となった=10月30日、東京都港区【拡大】

 上場企業の2018年9月中間決算が、2年連続で過去最高益を更新するペースで推移していることが5日分かった。東京証券取引所第1部に上場する3月期決算企業のうち、2日までに中間決算を発表した646社(全体の44.0%)をSMBC日興証券が集計した。景気回復の底堅さが追い風となり、堅調な製造業が全体を牽引(けんいん)した。ただ米国と中国の貿易摩擦をはじめ先行きへの警戒感は強く、業績拡大には減速感も漂っている。

 646社の最終利益の合計は前年同期比3.2%増だった。製造業は13.4%増と好調だったが、非製造業はエネルギー価格や人件費の上昇が響き4.5%減となり明暗が分かれている。

 業種別にみると、主力のゲーム事業が好調なソニーや、電子部品の受注が伸びたTDKを含む電気機器は27.8%増だった。輸送用機器や鉄鋼も増益を確保した。一方、米国の対イラン制裁などを背景に原油価格などが上昇したことから電気・ガス業は40.7%減、空運業も25.1%減と振るわなかった。

 19年3月期の最終利益予想は下方修正が119社に上り、上方修正の108社を上回った。