化学・合繊5社が増収増益 9月中間 樹脂原料や車部品向け材料好調

化学・合繊大手6社の9月中間連結決算
化学・合繊大手6社の9月中間連結決算【拡大】

 化学・合繊大手6社の2018年9月中間連結決算が9日、出そろった。石油化学品の市況改善や自動車向け材料が好調で、最終利益は三菱ケミカルホールディングス(HD)と旭化成、三井化学、東レ、帝人の5社が増益だった。住友化学は減益だった。売上高は6社とも増収を確保した。

 三菱ケミカルHDの最終利益は前年同期比19.6%増の1202億円で過去最高を更新した。主力のアクリル樹脂原料や炭素繊維の市況の好転が寄与した。旭化成も樹脂原料が好調なほか、医療機関向け除細動器の販売が伸び、11.4%増の789億円。三井化学は自動車部品材料や眼鏡向け材料の販売が堅調だった。

 東レはエアバッグなど産業用途の繊維が伸びた。帝人は痛風治療剤の販売が順調だった。

 一方、住友化学の最終利益は20.2%減の614億円。スマートフォン用のフィルムの出荷が増えたが、製薬事業で国内の薬価改定による減益が響いた。