イケアが原宿駅前に出店 初の都心型店、平成32年春開業目指す

イケア・ジャパンが出店する東京・原宿駅前の複合ビルの完成予想図(提供写真)
イケア・ジャパンが出店する東京・原宿駅前の複合ビルの完成予想図(提供写真)【拡大】

 スウェーデン家具大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は15日、東京都渋谷区神宮前のJR原宿駅前に都心型店舗を出店すると発表した。都心部への進出は初めてで、平成32年春の開業を予定する。

 NTT都市開発が開発中の複合ビル「原宿駅前プロジェクト」にテナントとして出店する。同駅から徒歩1分の好立地で、面積は約2500平方メートル。従来の大型店に比べ店舗面積を8分の1~10分の1程度に抑えた。イケアはこれまで郊外で大型店を展開してきたが、都心出店により利便性の高さなどをアピールして、若年層など新たな顧客をとらえる狙いだ。

 イケア・ジャパンは32年に店舗数を現在の9店から14店に拡大する方針を示している。ヘレン・フォン・ライス社長は「都心出店で多くの消費者にイケアを体験してもらいたい」とコメントした。