東電HD、原子力部門を社内分社化

 東京電力ホールディングス(HD)は20日、原子力部門を社内分社化した「ニュークリアパワー・カンパニー」を新設する方針を発表した。必要な保安規定の変更認可が得られれば平成31年4月1日に発足する。

 同カンパニーには、現在は東電HDが直轄する原子力・立地本部や新潟本部などを移管。再稼働を目指す柏崎刈羽原発、6月に廃炉検討方針を表明済みの福島第2原発、本格工事が中断している東通原発が含まれる。原発関連の機能を集約し、体制を強化する。カンパニーの最高責任者の人選は今後詰める。