主要生保、付加価値ある商品開発推進 9社の9月中間決算、6社増益 (2/2ページ)


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 また、各社は販売経路の多様化にも腐心している。日本生命、第一生命HDでは、商品を本体と子会社が相互に供給・販売する戦略を進めたことが奏功し、売り上げを伸ばしている。今後、生保の業績は商品にいかに付加価値を付け、どう販売経路を広げていくかに左右されそうだ。(林修太郎)

 ■主要生保9社の2018年9月中間決算(社名/保険料等収入/基礎利益)

 日本/2兆7781(1.7)/4037(17.0)

 第一/2兆5917(16.6)/3082(1.6)

 明治安田/1兆5601(5.2)/3169(16.0)

 住友/1兆2848(▲4.8)/2033(20.8)

 T&D/8545(23.8)/823(▲0.2)

 ソニー/5420(12.8)/578(31.8)

 富国/2934(▲11.8)/471(▲4.5)

 朝日/1968(4.3)/129(▲12.2)

 かんぽ/2兆404(▲7.4)/2071(6.6)

 ※単位:億円、カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス。日本、第一、明治安田、住友、T&D、富国は傘下生保の合計または連結