NECが照明事業から撤退、子会社をファンドに譲渡

 NECは29日、照明事業から撤退すると発表した。照明事業を手掛ける全額出資子会社のNECライティング(東京都港区)を、投資ファンドに売却する。NECは、10月29日から11月9日まで募っていた希望退職に、2170人が応募したことも発表した。リストラや非中核事業の売却で収益を改善したい考えだ。

 平成31年4月1日に、NECライティングの全事業を、日本みらいキャピタル(同千代田区)へ譲渡。NECは対価として、受け皿となる新会社の株式5%を受け取る。

 NECライティングの社員数は約400人で、30年3月期の売上高は172億円。発光ダイオード(LED)照明の競争激化で赤字が続いていた。

 希望退職は、間接部門などに在籍する45歳以上で勤続5年以上の社員を対象に募った。事業構造改革費用として約200億円を計上するが、31年3月期の業績予想には織り込み済み。ほかにも約400人を取引先や協力会社に転籍させ、年度換算で約240億円の収益改善効果を見込む。

 同社は今回の希望退職などで、1月に打ち出した3千人規模の削減にメドがついたとしている。