【Sakeから観光立国】外交官、「awa酒」を通じて地方発信 在外公館の職員向け日本酒講座 (1/2ページ)

蔵元講師の滝澤英之・滝澤酒造社長による講義を聞く研修生
蔵元講師の滝澤英之・滝澤酒造社長による講義を聞く研修生【拡大】

 在外公館に派遣される職員向けの日本酒講座が11月21日、相模原市南区にある外務省研修所で開かれた。外務省職員向けの日本酒講座は2011年1月の赴任前研修で初めて行われ、筆者は当初からこの講座のコーディネーターを務めてきた。(酒サムライコーディネーター・平出淑恵)

 「外交に地酒を!」と地方紙が20紙以上も取り上げるなどの大きな反響があった。さらに翌年からスタートした政府による「國酒プロジェクト」の追い風も受けて、現在まで自主講座の形で続いている。

 その後、外務省以外の省庁から在外公館に赴任する職員向けの「第5部研修」でも日本酒講座が行われるようになった。

 今回はその第5部研修の日本酒講座で、参加者は120人を超えた。

 講師は全国の蔵元が毎回交代で務めるほか、日本酒をはじめ酒類を主管している国税庁や、全国に広がる酒蔵を核とした酒蔵ツーリズムによって地方誘客の促進に努める観光庁から派遣されることがある。

 今回の蔵元講師は、滝澤酒造(埼玉県深谷市)の滝澤英之社長。副理事長を務める「awa酒協会」(永井則吉理事長)のシャンパン方式で造られたスパークリング日本酒を、利き酒の形で紹介した。

 awa酒協会は16年に設立。スパークリング日本酒を厳格な基準の下で製造できる生産者で構成され、世界の市場で高く評価されている、シャンパンやスパークリングワインと肩を並べる存在になることを目指している。

 利き酒の場では「ポン、ポン」と景気の良い音をさせながら開けられた、awa酒の華やかな泡立ちに参加者から感嘆の声が上がっていた。

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