不良品防ぐ制御機器用AI オムロンとベンチャー企業

オムロンの福井信二技術開発本部長(左)
オムロンの福井信二技術開発本部長(左)【拡大】

 オムロンは、人工知能(AI)を開発するベンチャー企業のエイシング(東京都港区)と共同で、高速で学習する制御機器用AIを開発した。製造現場での導入を想定しており、不良品の発生を予防するのに役立てる。2020年度までの実用化を目指す。

 今回開発したAIは、一般的なAIに比べ約500倍の速さで学習できる特徴を持つ。これまで約8分かかっていた生産ラインへの最適化が1秒程度で済み、多品種少量生産や高精度な組み立てにも対応できる。オムロンが行った実験では、AIを搭載しない機器に比べ、不良品を3分の1程度まで減らすことに成功したという。

 京都市内で開かれた記者会見で、オムロンの福井信二技術開発本部長は「AIを組み込んだ制御機器の導入で、人手不足や食品ロスといった製造現場の課題解決に貢献できれば」と話した。