NTT西日本京都支店と京阪バス(京都市南区)は、観光バスや路線バスの車内でロボットによる乗客案内サービスを提供するため、連携協定を結んだ。
まず来年3月までに、衛星利用測位システム(GPS)を備えたロボットで、バスが観光スポットに近づくと外国語で案内する実証実験を行う。その後、京都市内で実際に観光客が乗車するバスで実験を継続。「早ければ7月にも本格運用したい」(NTT西京都支店)としている。
バス業界は乗務員らの人手不足が深刻化する一方、急増する外国人観光客への対応が急務になっている。両社は将来的に、緊急時の乗客案内や、乗客と対話ができるロボットの開発にも取り組む計画という。