【生かせ!知財ビジネス】子供の創造性育成 重要な権利教育 (2/2ページ)

 10年ほど前に米知財投資会社CEOは、世界から天才的な子供たちを集めて議論させていたが、その際、事前に契約をして法律の専門家を同席させたという。子供のアイデアからも発明が生まれる可能性があるからで、子供たちは創造について深い意味を知ることになった。

 ノーベル賞授与式の前日「次代を担う子供たちのため、新たな時代の日本を切り開いていく」と安倍晋三首相は歯切れよく語っていた。未来のノーベル賞受賞者となる日本の子供たちのため、知財権についての教育を率先して進めてほしい。それは英語教育と同じくらい重要かもしれない。(知財情報&戦略システム 中岡浩、次回は来年1月14日掲載)

 ■生徒・学生向けの発明・研究に関係するコンテスト(名称/主催/開始年)

 全日本学生児童発明くふう展/発明協会/1931

 日本学生科学賞/読売新聞/57

 全国学芸サイエンスコンクール/旺文社/57

 自然科学観察コンクール/毎日新聞社など/60

 全国ジュニア発明展/つくば科学万博記念財団/99

 パテントコンテスト デザインパテントコンテスト/文科省、特許庁など/2002

 高校生科学技術チャレンジ/朝日新聞社など/03

 全国少年少女チャレンジ創造コンテスト/発明協会/10

 ※募集対象は各コンテストによって異なる。パテントコンテストの開始年はプレコンテスト開催年を含む