10年ほど前に米知財投資会社CEOは、世界から天才的な子供たちを集めて議論させていたが、その際、事前に契約をして法律の専門家を同席させたという。子供のアイデアからも発明が生まれる可能性があるからで、子供たちは創造について深い意味を知ることになった。
ノーベル賞授与式の前日「次代を担う子供たちのため、新たな時代の日本を切り開いていく」と安倍晋三首相は歯切れよく語っていた。未来のノーベル賞受賞者となる日本の子供たちのため、知財権についての教育を率先して進めてほしい。それは英語教育と同じくらい重要かもしれない。(知財情報&戦略システム 中岡浩、次回は来年1月14日掲載)
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■生徒・学生向けの発明・研究に関係するコンテスト(名称/主催/開始年)
全日本学生児童発明くふう展/発明協会/1931
日本学生科学賞/読売新聞/57
全国学芸サイエンスコンクール/旺文社/57
自然科学観察コンクール/毎日新聞社など/60
全国ジュニア発明展/つくば科学万博記念財団/99
パテントコンテスト デザインパテントコンテスト/文科省、特許庁など/2002
高校生科学技術チャレンジ/朝日新聞社など/03
全国少年少女チャレンジ創造コンテスト/発明協会/10
※募集対象は各コンテストによって異なる。パテントコンテストの開始年はプレコンテスト開催年を含む