日立金属、自動車向け赤字続く アルミホイール事業撤退

 日立金属は17日、自動車向けのアルミホイール事業から撤退すると発表した。アルミホイールを生産する米国子会社の全株式を光生アルミニューム工業(愛知県豊田市)に売却する。アルミホイール事業は競争激化などで、2016年度から赤字が続いていた。

 売却は19年3月1日付。売却額は非公表。18年4~12月期連結決算に撤退費用約30億円を損失として計上する。

 国内拠点の熊谷工場(埼玉県熊谷市)でも順次生産を停止し、20年9月末をめどに取りやめる。人員は日立金属グループ内で配置転換する。