山口県岩国市の第三セクター「いわくにバス」の上田純史社長(37)が、運転手の態度に関する乗客の苦情メールに対し「ハンマーで殴っていい」と返信していたことが、同社への取材で19日、分かった。
情報提供を受けた市は不適切として口頭注意した。市によると、上田社長は「今後は気を付けたい」と応じたという。同社は「コメントできない」としている。
同社によると、14日にバスの乗客から運転手の態度が不愉快だとメールで苦情があった。上田社長は14日、謝罪の言葉の後に「運転席の近くに点検用のハンマーがあります。それを使って割とマジで、次から殴っていいです」と返信。「赤ちゃんと同じなので、その場ですぐ叱らないと理解しません」とも書いた。
市によると、上田社長は別のバス会社に勤めていたが、公募に応じて2012年に就任した。回答が不適切として対応を求める情報提供があったほか、市が、ツイッター上に返信内容が投稿されているのを確認した。