中小企業へのエール

イノベーション 次世代型で新たなビジネスの芽育め (1/2ページ)

 以前、政府のイノベーションを担当する政府の高官と、いろいろと議論することがあった。彼は困っていた。真に日本のイノベーションを活発にしていくには、教育から変えないといけない。大学の研究システムを変えないといけない。企業の研究開発体制、特許政策、予算の配分、国の促進税制などやることは山積で、どこから手をつければいいのか分からない。いや過去の先輩たちが、いろいろと手をつけてきたけれども、日本にはイノベーションが起きないから困っている-という。(旭川大学客員教授・増山壽一)

 まったく彼の悩みに同感だったが、彼にアドバイスしたことは「日本でイノベーションが起きてないと悲観することはない、静かなイノベーションは起きている。ただ、それは大企業や大学ではなく、中小企業やベンチャー、社会の仕組みなどで起きている」ということだ。

 応援している、あるベンチャー企業では、会社の意思決定に、クラウドシステムや人工知能(AI)を使う。従業員みんなが知恵を出し合ってスキルを高め、実績を上げている。

 そういう会社は、残業時間制限を目玉とする働き方改革とはあまり関係がないようだ。

 政府がイノベーションにおいて果たすことは、必ずしも予算を増額したり、減税を大幅にしたりするだけではないはずだ。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus