【ハザードマップ】翔洋会/ラインコミュニケーションズ (2/2ページ)

 しかし、その後はインターネットメディアの台頭により従来のイメージDVDの販売が低調に推移。08年12月期の売上高は約3億5400万円まで減少した。

 09年に事業基盤の強化を目的に、主力のイメージコンテンツの制作を番組制作関連の企業が出資するラインコミュニケーションズ(東京都港区)に移管。以後、当社は事業を停止し休眠状態となっていた。

【会社概要】翔洋会

 ▽所在地=福島県いわき市

 ▽設立=1980年8月

 ▽従業員=250人

 ▽負債額=約61億円

【会社概要】ラインコミュニケーションズ

 ▽本社=東京都渋谷区

 ▽設立=1994年3月

 ▽資本金=5500万円

 ▽負債額=精査中

 〈チェックポイント〉

 翔洋会は医療法人の倒産としては今年最大となった。2018年の病院・医院の倒産は11月までで累計41件で、前年同期比で6割増加。設備投資負担を吸収できないケースも多い。過疎化の進行で、地域によっては医療の不足が指摘される一方、需給ミスマッチで過当競争にさらされる医療機関も頻発している。

 ラインコミュニケーションズは映像制作事業を新スポンサー出資の新会社へ移管、休眠状態の旧会社を整理した。オンラインを通じた動画配信の普及で、映像コンテンツ市場は主力のDVDから大きく変容した。顧客の消費形態が変わるとともに、制作会社やレンタル店など関連業界にも影響を及ぼしている。(東京商工リサーチ常務情報本部長 友田信男)