幸楽苑、1人焼き肉「焼肉ライク」とFC契約

 中華そばチェーン「幸楽苑」を運営する幸楽苑ホールディングス(HD)は26日、焼き肉ファストフード業態「焼肉ライク」を展開するダイニングイノベーション(東京都渋谷区)と、フランチャイズ(FC)契約を結んだと発表した。既存の中華そば店を焼肉ライクに転換するなどして、今後、10店舗程度の出店を目指す。

 ダイニングイノベーションは大手焼肉チェーン「牛角」創業者の西山知義氏が会長を務める企業。今年8月に1人焼き肉業態の焼肉ライクを東京・新橋に開業して話題となった。

 幸楽苑では、郊外型の既存の中華そば店を中心に、焼肉ライクに転換していく。1号店は来年3月下旬に千葉県内にオープンさせる方針だ。

 同社は、過度な大量出店で自社店舗間の食い合いが課題となっており、不採算店舗の閉鎖に加え、ペッパーフードサービスとFC契約を結びステーキ店業態「いきなり!ステーキ」への転換を進めている。今回、新たなFC業態を加えることで多様化を図り、経営効率の改善を目指す。