メーカーの「IoT家電」投入本格化 AI駆使して時代はスマート家電からスマートホームへ (1/3ページ)

パナソニックの次世代住宅「カサートアーバン」に設置された小型パネル=東京都世田谷区
パナソニックの次世代住宅「カサートアーバン」に設置された小型パネル=東京都世田谷区【拡大】

 パナソニック、シャープといった家電メーカーが、あらゆるモノがネットにつながる「IoT家電」の投入を本格化させている。インターネットに接続するだけでなく、連携する人工知能(AI)が、利用者一人一人の生活を学習して暮らしを助けるよう高機能化が進められている。異なるメーカー同士の機器連携も進む。ただ、現状では通信機能のない家電を使っている人が多く、機能がある家電を持っていても使用していない人は多い。普及に向けて通信機能を使う気になってもらうための工夫も必要だ。(織田淳嗣)

 省エネから暮らし向上へ

 東日本大震災後の省エネ需要の高まりで、家電に先行して、住宅設備へのネット接続機能が浸透していった。住宅メーカーは自家発電などですべてをまかなう「ゼロエネルギー住宅」(ZEH=ゼッチ)を実現する手段として、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS=ヘムス)の販売を本格化。太陽光パネル、蓄電池などさまざまな機器が接続して効率的な運用を行い、エネルギーを管理して電気代を減らす。

 ただ近年の情報技術の発達で、通信機能付きの家電が拡大。ネット接続機能は単に省エネだけでなく、暮らしの利便性向上が強調されるようになった。

他社との連携進む