武田薬品、シャイアーの買収完了 世界トップ10入り

武田薬品工業が買収した欧州医薬品大手シャイアーのオフィスに表示された会社のロゴ=2018年4月、アイルランド・ダブリン(ロイター)
武田薬品工業が買収した欧州医薬品大手シャイアーのオフィスに表示された会社のロゴ=2018年4月、アイルランド・ダブリン(ロイター)【拡大】

 武田薬品工業は8日、アイルランド製薬大手、シャイアーの買収手続きが完了したと発表した。シャイアーの全株式を取得し、完全子会社化した。売上高で世界トップ10に入るメガファーマ(巨大製薬企業)が誕生。世界最大市場の米国で攻勢を強める。買収総額は、日本企業による海外企業買収で過去最高となる。

 買収後の年間連結売上高は単純合算で313億ドル(約3兆4千億円)になる。重点領域のがんと消化器系、中枢神経に加え、シャイアーの得意とする希少疾患向けや、血液製剤にも力を入れる考え。

 同社はすでに統合新会社のトップ200人のリーダーを任命して統合に備えており、今週から具体的な作業に入る。クリストフ・ウェバー社長は買収完了を受け、「変革を加速させ、より大きな規模と地理的拠点を通じて世界中の患者さんに革新的な医薬品を届けたい」とコメントした。