【登板】東京海上HD次期社長の小宮氏「スーパー誠実な人」

会見で記者の質問に答える東京海上HD社長に決まった小宮暁専務(左)。右は永野毅社長=21日午後、東京・丸の内の東京海上HD(酒巻俊介撮影)
会見で記者の質問に答える東京海上HD社長に決まった小宮暁専務(左)。右は永野毅社長=21日午後、東京・丸の内の東京海上HD(酒巻俊介撮影)【拡大】

 30代は人事畑を中心に歩み、社内の組合活動にも精を出す中で、「社員の潜在能力を最大限に引き出すにはどうすべきかを考えた」。経営者の視点を養いながら、営業戦略を決める企画部門を担い、北米を中心にM&A(企業の合併・買収)を進める永野社長の海外戦略も支えてきた。

 「小宮を社長に選んだ最大の理由は誠実さだ。誰に対しても正面から向き合いコミュニケーションを取れる“スーパー誠実”な人」。永野氏がこう評するように、「企業文化の違う海外での事業展開は、小宮さんの人柄でうまくいっている」と幹部の信頼も厚い。

 1月上旬に永野氏から社長就任を打診され、一瞬の間を置きながらも快諾した。グローバル化やデジタル化といった急速に変化する経済環境において、「ビジネスのリスクを大きく分散し、経営の安定性を高め、新しい成長機会を取り込んでいく」と意気込む。

 休日には多摩川沿いを約10キロ走る。学生時代に打ち込んだ剣道は3段。妻と2人の息子の4人家族。