三菱地所がAI清掃ロボットの実証実験を公開

三菱地所が報道陣に公開した自動清掃ロボットの実証実験。人を検知すると自動的に回避する=22日、東京都千代田区(平尾孝撮影)
三菱地所が報道陣に公開した自動清掃ロボットの実証実験。人を検知すると自動的に回避する=22日、東京都千代田区(平尾孝撮影)【拡大】

  • 三菱地所が報道陣に公開した自動清掃ロボットの実証実験=22日、東京都千代田区(平尾孝撮影)
  • 三菱地所が報道陣に公開した自動清掃ロボットの実証実験=22日、東京都千代田区(平尾孝撮影)

 三菱地所は22日、東京・大手町の同社本社で、人工知能(AI)を搭載した自動清掃ロボットの実証実験を公開した。ソフトバンクロボティクスが開発した「Whiz(ウィズ)」で、三菱地所では今年4月から同機100台を自社グループ物件で順次展開し、清掃業務の省人化を進めていく計画だ。

 ウィズはバキューム式で、オフィス用のさまざまな床材に対応する。清掃担当者が最初にウィズを手押しして、清掃エリアの地図データを作成、記憶させるだけで、後はそのデータをもとにして自律して清掃走行をしていく。清掃ルート上に人や障害物が出現すると、接触することのないように自動停止し、その後、人を回避して走行を続けることが可能だ。

 三菱地所では、今回の実験を通じて、清掃担当者との連携のあり方や、実際の運用面の問題点を洗い出し、4月から本社が入居する大手町パークビルの他、運営する下地島空港(沖縄県宮古島市)の旅客ターミナルなどに、ウィズを導入する計画だ。