自動運転車の工場新設へ グーグル系、米中西部で

展示会CESで展示されていたウェイモの自動運転車=8日、ラスベガス(ロイター)
展示会CESで展示されていたウェイモの自動運転車=8日、ラスベガス(ロイター)【拡大】

 米グーグル系の自動運転車開発会社ウェイモは22日、米中西部ミシガン州に自動運転車の工場を新設する計画を発表した。昨年12月に自動運転車を使ったタクシーの有料サービスを西部アリゾナ州で始めており、生産を本格化させる。

 ウェイモは「(限られた地域での走行を完全自動化した)レベル4の自動運転車を大量生産する世界初の工場となる」と説明している。

 工場では、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルと協力し、自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)などから調達した自動車にウェイモの自動運転システムを搭載する見通しだ。

 ミシガン州当局によると、ウェイモの投資額は1360万ドル(約15億円)で、州から最大800万ドルの補助金を受ける。当初の雇用者数は100人を見込むが、将来は最大400人まで増える可能性があるという。(共同)