【スポーツbiz】プロ野球キャンプ、高卒ルーキーに注目 (1/2ページ)

新人合同自主トレに参加する日本ハム・吉田輝星(左)=千葉県鎌ケ谷市
新人合同自主トレに参加する日本ハム・吉田輝星(左)=千葉県鎌ケ谷市【拡大】

 1月も20日を過ぎるとプロ野球の話題が増えてくる。ファンには長いオフが明け、12球団が一斉にキャンプインする2月1日が待望の“お正月”だ。

 今年も6球団が沖縄県、5球団が宮崎県でスタート。日本ハムは4年連続、米国アリゾナ州スコッツデールで来るシーズンに備える。

カメラ5台で密着

 話題はやはり、甲子園を湧かせた新人選手たちである。ドラフト1位の野手トリオ、ロッテ・藤原恭大に中日・根尾昴(いずれも大阪桐蔭)、広島の小園海斗(報徳学園)は1軍帯同。宮崎の日南市で始動する広島の小園以外は、沖縄(ロッテは石垣島、中日は北谷町)でプロとして足跡をしるす。

 藤原には「CS日テレ」が密着、カメラ5台でキャンプでの全日程を中継するという。沖縄本島から中継車を船で運び、初めて石垣島から日本テレビがキャンプの模様を生中継する。ロッテと、連携する日本テレビの力の入れようが分かる。

 一方、日本ハムのドラフト1位投手、吉田輝星(金足農)は2軍スタート。アリゾナには同行せず、沖縄最北端の国頭村からプロ生活を始める。国頭村では押し寄せるであろうファンのために、公費でブルペン横に観客席を設置すると決めた。大リーグ、エンゼルスの大谷翔平の新人時代にもなかった“輝星シート”が出現である。

 話題の新人は球団ばかりか、キャンプ地にとっても大きな“財産”、有効に活用したいとの意欲がのぞく。

 今年も、ファンを動員する応援ツアーは少なくない。旅行代理店にとっても、いまやキャンプ地へのツアーは春の稼ぎどころとなって久しい。

 小欄でも毎年、キャンプの経済効果に言及しているが、プロ野球の春季キャンプはこうした話題に事欠かない。

沖縄に122億円効果

 琉球銀行のシンクタンク、りゅうぎん総合研究所は毎年7月に、その年春の「沖縄県内におけるプロ野球キャンプの経済効果」を発表している。2018年は、122億8800万円と過去最高を記録した。

 16年に初めて100億円を超え(100億400万円)、17年は109億5400万円。ホップ・ステップ・ジャンプと伸ばしている。延べ観客数も、前年より約2万8000人増えて約37万7000人。これまた過去最高の数字となった。

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