西部ガス、道永常務が社長昇格へ

道永幸典氏
道永幸典氏【拡大】

 西部ガスが酒見俊夫社長(65)の後任に、4月1日付で、取締役常務執行役員の道永幸典氏(61)を昇格させる人事を固めたことが26日、分かった。酒見氏は代表権のある会長に就く。若返りを図り、多角化による生き残りを推進する。

 社長交代は6年ぶり。現会長の田中優次氏(70)は相談役に退く。

 ガス業界は平成29年4月に始まった小売り自由化で、競争が激化している。

 西部ガスは、生き残りをかけて多角化を進める。

 10年後にはガス以外の売上高比率を、5割に引き上げる方針を掲げた。これまでに不動産開発会社の買収や、ホテル・温浴事業への進出、LNG(液化天然ガス)の国際取引事業への参入など、さまざまな手を打ってきた。

 新社長に就任する道永氏は、24年に稼働した新たな顧客情報システム(CIS)開発のプロジェクト室長や情報通信部長を歴任した。異業種との広い人脈も持つ。西部ガスはトップ交代により、多角化の流れをより強固にする。

 

みちなが・ゆきのり 昭和32年11月、福岡県生まれ。九州大経済学部を卒業後、56年に西部ガス入り。CISプロジェクト室長や情報通信部長を経て、平成27年常務執行役員総務広報部長に就任。28年から取締役常務執行役員。