音声翻訳、AIで精度向上 観光・行政・医療…広がる活躍の場 (1/2ページ)

ソースネクストの通訳機「ポケトーク」
ソースネクストの通訳機「ポケトーク」【拡大】

  • コニカミノルタのタブレット
  • パナソニックのタブレット型翻訳機
  • 凸版印刷の翻訳アプリ

 外国人との会話を支援するため音声翻訳技術を活用した製品が続々と登場している。人工知能(AI)の進化により翻訳精度は向上し、観光や行政、医療などの現場で強い味方になりそうだ。

31言語対応

 「クレジットカードが使えなくても電子マネーを使える店は増えてきています」-。情報通信研究機構(NICT)が開発した多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」は、例えばこんな文章を正確に翻訳する。

 スマートフォンやタブレットに無料のアプリを入れ、画面に向かって話しかけると、英語や中国語、スペイン語など31言語に訳すことができる。

 NICTは1986年に音声翻訳研究を開始。AIの進化と機器の性能向上が寄与し、社会で活用できる段階になった。タクシー利用や買い物などで意味が通じる翻訳になる割合は、日本語と英語の間では9割前後に達し、広報担当者は「便利な道具として広く使ってほしい」と話す。

 民間企業はNICTの技術活用を進める。パナソニックはホテルや観光案内所向けのタブレット型翻訳機を発売。凸版印刷は「職種が変わった場合は在留資格も変わります」など自治体窓口でよく使う定型文や固有名詞を登録した翻訳アプリを発売し、外国人の住民が多い神奈川県綾瀬市などが試用している。

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