音声翻訳、AIで精度向上 観光・行政・医療…広がる活躍の場 (2/2ページ)

ソースネクストの通訳機「ポケトーク」
ソースネクストの通訳機「ポケトーク」【拡大】

  • コニカミノルタのタブレット
  • パナソニックのタブレット型翻訳機
  • 凸版印刷の翻訳アプリ

緊急時課題

 コニカミノルタは翻訳機能と電子問診票システムを組み合わせたタブレットを発売し、観光客が多い北海道富良野市や米海軍基地がある長崎県佐世保市の病院が導入した。ソースネクストが発売した手のひらサイズの通訳機「ポケトーク」にも活用。観光地や公共施設、個人の利用が進んでいる。

 通訳や翻訳業務を手掛けるブリックス(東京)の吉川健一社長は「買い物や観光はAIを使った翻訳で対応可能だが、旅行中の事故など緊急時は人の通訳の方が適切な対応ができる」と話す。

 2018年の訪日外国人客数は3119万人で、政府は20年に4000万人、30年には6000万人に増やす目標を掲げている。

 観光庁は昨年の台風21号や北海道の地震で外国人旅行者への情報提供に課題があったとして、新幹線車内で遅延情報を英語で知らせたり、多言語で対応できる空港会社職員を雇用したりするよう事業者に呼び掛け、翻訳アプリ活用も含め対策を強化する。