今年3月に取材に応じた東京ロケーションボックスの後藤久課長(当時)は「映画は東京が舞台だけれど、撮影ができないために地方で撮影してしまうことがあった」と話す。
公式HPにはすでに学校やホテル、病院などの用途別や場所別に約1700地点の撮影可能な候補地がアップされており、支援作品は増加。その中で「翔んで埼玉」の物語終盤で都庁前の道路を全面封鎖して大規模ロケを敢行した実績は、飛躍への新たなきっかけになりそうだ。
制作側から都庁前の撮影について相談があったのは昨年2月。新宿署からはなかなか許可が下りなかったが、東京ロケーションボックスが間に入り、周辺施設の了承をどう取り付けるかなどをアドバイス。功を奏し、3月末には道路使用許可が下りたのだという。
後藤課長は撮影許可までの過程でカギを握るのは、付近道路の交通量と地元住民の受け入れの2点をあげる。都心は交通量が多く、道路の封鎖は影響が大きい。撮影場所に関係する企業や住民も多く、事前告知が大変なのだという。