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ラジオ生き残りへ新しい波 FM一本化・ネット配信着々 新規リスナー発掘 (3/3ページ)

 ワイドFMで使用する電波の大部分は、地上テレビのデジタル化で空いた周波数のため、古いFM受信機では受けられない。現在市販されている受信機はほとんどがワイドFMに対応しており、総務省の予測によれば、28年には全家庭の約84%に対応受信機が普及する見込み。もちろん、ラジコなら今でもスマホでラジオを聞ける。

 しかし、手回し発電の防災ラジオなど、普段使われていない受信機にはワイドFM未対応のものも残り、いざという時に役に立たない恐れもある。リスナーを置き去りにしないよう、各局にはカバー範囲の拡大と対応受信機普及へのPRなどが求められている。

 なおNHKは放送法でAM、FM両放送を義務付けられており、いずれも継続する方針だ。

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