5時から作家塾

肉のようだけど肉じゃない! 「インポッシブル・フーズ」最前線 (3/3ページ)

岡 真由美

 当然といえば当然だが、あまりにも急速に店舗数が増えたために、生産が追いつかない状態だという。インポッシブル・フーズはカリフォルニア州オークランドのパテ生産施設の稼働時間を延長、従業員数を増やして対応している。7月には生産量を倍増させるべく、第2の生産ラインを立ち上げ、秋にはフル稼働体勢に入る計画だ。

 さらにインポッシブル・フーズは今年末には米国内のスーパーマーケットにおいて、焼いていないパテの発売も予定している。

 タコスもターゲット

 植物由来の素材で作った「肉」を提供しているのはインポッシブル・フーズだけではない。カリフォルニア州に本社を構えるビヨンド・ミートも、大手ハンバーガー・チェーン店カールス・ジュニア向けに「ビヨンド・フェイマススター・バーガー」、タコスチェーン店「デルタコ」向けに「ビヨンド・タコ」を提供している。

 こうした「肉ではない肉」ブームは米国にとどまらず、今後さらに広がっていくだろう。メニューもハンバーガーやタコスだけでなく、もっとバリエーションが増えるかもしれない。(岡 真由美/5時から作家塾(R)

 《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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