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バイク市場、定額制で活性狙う 中古をサブスク、気軽にお試し ヤマハ発が実験 (1/2ページ)

 ヤマハ発動機は、毎月定額の料金を支払えば気軽に中古二輪車に乗れる「サブスクリプション(定額制)」サービスの実証実験を20日から始める。国内二輪車メーカーの先陣を切って、定額制を事業化する可能性を探る。所有にこだわらない消費者を開拓し、縮小傾向にある国内二輪車市場を活性化する狙い。

 今回のサービスは月額制で中古二輪車を貸し出す「月極(つきぎめ)ライダー」。来年5月まで約1年間提供し、ビジネスとして成立するかを検証する。

 中古車を購入する場合の総額の5%を毎月支払うことで二輪車に乗れる。利用期間は最短30日。それを過ぎれば自由に返却でき、最長6カ月まで乗り続けた後に買い取ることも可能だ。

 利用はインターネットで申し込み、埼玉県内で二輪車を販売する「はとや」(川口市)の店舗で受け取る。ヤマハ発以外の国産・輸入車からも選べる。排気量125cc以下の原付きバイクは居住地を問わないが、軽二輪(126~250cc)以上は同県在住者に限定する。

 例えば、車両代に登録手数料や税金などを加えた総額45万円のスポーツバイク(250ccの2016年式)の場合、月極ライダーなら毎月約2万2500円で乗れる。月額料金には任意保険料やメンテナンス費などが含まれるほか頭金も不要なため、まとまった出費を気にせずにバイク生活を楽しめる。

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