竹内さんはサッカーが得意なことで知られるが、「実はダンスは苦手」と話す。それでもムーンウォーク世界大会の優勝ダンサーによる指導を受け、本格的なワイヤアクションに取り組んだ結果、ダンスでeKクロスの性能の高さを表現した。
最後は、信頼できる“相棒”であるかのように、竹内さんがeKクロスに手を置くシーンで終わる。
一般的な軽のCMは、ファミリー層を意識したポップなストーリーで、先進技術を利用した安全性能などを訴求することが多い。ところが、eKクロスのCMは「カッコ良い見た目」や「SUVらしい走り」といった特徴を前面に打ち出している。
この理由について、三菱自は「eKクロスのターゲット層は20~30代の若い男性。この層にわれわれの車をどうやって訴求するかを考えた」と話す。従来のeKシリーズは主に高齢者や女性から支持されてきたが、SUVテイストを取り入れ、新しい顧客層を開拓したい考えだ。
三菱自の調査では、車選びの際にユーザーが重視するポイントは約10年前と比べて、税金などの諸経費や燃費性能から、車体色やスタイルなどの見た目を重視する傾向に変わってきたという。こうした消費者の視線の変化に対応し、見た目のカッコ良さを強く意識したCMが作られたわけだ。
ちなみにSNS上では、CMの始まりと終わりに挿入される「三菱・eKクロス」のナレーションの声もカッコ良いと話題になっている。声優の小林千晃さんが務めている。