試乗スケッチ

伝統の直6エンジン非搭載 廉価モデル「SZ」こそ本当のスープラだ (1/3ページ)

木下隆之

 「スープラのDNAは直列6気筒プラスFR駆動にあるんです」-。開発担当者がそう口にしていた。それだけに、てっきり6発だけのラインアップかと信じて疑わずにいたら、実際には直列4気筒も選べるのだそうだ。

 いま自動車業界を賑わせているホットなニューカマー「新型スープラ」は、最強グレードの「RZ」こそ、BMW製の340馬力直列6気筒3リッターターボを搭載するものの、「SZ-R」は直列4気筒2リッターターボであり、廉価版ともいえる「SZ」にも、直列4気筒2リッターターボが与えられている。3グレードのうち2グレードが直列4気筒搭載モデルなのである。

 ちなみに、SZ-Rの最高出力が254馬力なのに対してSZが197馬力なのは、ブースト圧を下げるなどのコンピューター制御の違いである。ユニット本体には違いがない(これもBMWが得意とする手法だ)。

 そう、スープラのヘリテージは直列6気筒にあると宣伝していても、直列4気筒もラインアップしていることを確認しておきたい。

 捨てがたい魅力

 そしてまた、直列6気筒でなければスープラであらずと感じざるを得ないプローモーションによって、直列6気筒の影の存在に追いやられてた感の残るこの直列4気筒モデルも、実は捨てがたい魅力を備えていることも真実。あるいはこっちが本命かとも思える。

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