中小企業へのエール

IT化と水素活用 今こそ交通インフラ再構築を (1/2ページ)

 先日、先進7カ国(G7)環境大臣会議に原田義昭環境相に随行して欧州に行った時のことだ。久しぶりのパリで目にしたものは、黄色のベストを着たデモ隊が毎週土曜日に街の高級店や銀行を襲撃後の散乱したガラス。しかし、それだけではなかった。(旭川大学客員教授・増山壽一)

 それは、5年後に控えたパリオリンピック・パラリンピックを環境に優しいオリンピックにするべく、大改造工事をして結果生じた渋滞。改造のポイントはいかに自動車を削減し、歩行者や自転車などに優しい街にするか。そのために歩道を広げ、自転車専用道をつくっているところだ。

 市内の渋滞をよそ目にパリっ子たちは、シェア自転車や電動スケボーというかキックスクーターに颯爽(さっそう)と乗り、車道や歩道を駆け抜け、特に電動スケボーは、いまだに法規制がされていない中、パリっ子たちのなくてはならない交通手段となっている。

 町の至る所に電動スケボーが置かれ、利用者は車体のQRコードを読み込み、クレジットカード情報を入れるだけでどこに乗り捨ててもよく、しかも安いのだ。つわものは、1人乗りのはずなのだがカップルで仲良く滑走している。そして夕方になると街中に乗り捨てられているが、翌朝、一台一台にチップでも埋め込まれているのか、その位置情報を基に、朝早起きの高齢者などが、1台ごとに決まった報酬をもらい回収し充電している。新しい物好きのパリっ子のことだからいつまで存続するかと冷ややかに見る向きもある。

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