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タイで快進撃、在留邦人・旅行者も利用する「グラブ」 その裏で起こる課題 (2/3ページ)

 渋滞時に便利な「グラブバイク」

 さらにバンコクは、とんでもなく渋滞することでも知られているため、幹線路であるスクンビット通りのラッシュ時は、脇道から迂回するなど避けなければならない。こんな時に便利なのがグラブバイクとなる。バイクなので、車間をすり抜けて短時間で移動できるからだ。

 タイは、バイクタクシーが各地にあり市民の足となっている。多くが、ソイと呼ばれる小道を移動するときに使われるミニタクシーなのだが、少し遠くへも行くこともできる。しかし、その際には交渉となり運賃が大幅に跳ね上がる。タイ語が不自由だったり相場を知らなかったら簡単にボッタクられてしまうのだ。そんな時に前もって料金が分かりクレジットカード払いのグラブが圧倒的に便利になってくる。

 また、歓楽街から離れ、流しのタクシーが通らないような郊外でも、現状、グラブはすぐにブッキングできるのでタイではグラブは郊外こそ便利に使えるサービスと言える。

 しかし、タイでのグラブの快進撃にともないトラブルも起こり始めている。

 れっきとした警察組織「ツーリストポリス」

 配車アプリについては、韓国で職が奪われているとしてタクシードライバーたちがデモを起こしたり、インドネシアのバリ島でもグラブを使用しないようにとの看板が登場するなど、既存のタクシードライバーたちからの反発が起こり始めている。

 観光立国で、タクシー制度が整っているタイにおいても今後、社会問題になるのでは感じさせる出来事に遭遇した。

 6月、タイ最大の歓楽街パタヤの著名な観光地からホテルまでグラブで帰ろうと探すと、いとも簡単に見つかった。すると、ドライバーから観光地から少し通りへ出てくれとメッセージが飛んできた。その指示に従い、通りへ出たところへブッキングしたトヨタ車が到着したので、ナンバープレートを確認して、乗り込もうとしたところ、1人の中年男性が怪訝そうな顔で駆け寄ってきた。

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