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タケヤ/ブランドエックス 音楽ソフト、ネット配信台頭で赤字 (2/2ページ)

 しかし、近年はインターネットでの音楽配信サービスなどの台頭により、CDを中心にソフトの売り上げは減少傾向で、赤字経営が続いていた。代表者からの借り入れなどで経営を支えてきたものの、ここにきて資金繰りが限界に達し、2019年5月に入り店舗を閉鎖、事業を停止していた。

【会社概要】タケヤ

 ▽本社=東京都立川市

 ▽設立=1962年2月

 ▽資本金=5000万円

 ▽負債額=約33億5000万円

【会社概要】ブランドエックス

 ▽本社=東京都豊島区

 ▽設立=1988年7月

 ▽資本金=1000万円

 ▽負債額=2250万円

 〈チェックポイント〉

 タケヤは大規模商業施設のオープンに合わせて全国で多店舗展開した。商業施設への出店は路面店より負担が少なく容易とされるが、業容拡大がかえって経営を難しくすることもある。同社も100店を超える店舗のなかで不採算店が続出、撤退やブランド変更など試行錯誤を繰り返したが、経営は限界だった。

 ブランドエックスはCD販売だけでなく、バンドのイベントなどにも積極的で高い人気があった。熱心に通いつめたファンも多く、CDショップにとどまらない存在感を誇った。だが、オンラインによるダウンロードや動画サイトが隆盛するなか、音楽市場の変化は、こうした人気店をものみ込んでしまった。(東京商工リサーチ常務情報本部長 友田信男)

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