eco最前線を聞く

来年、ボトル全てを再生プラ製に ユニリーバ・ジャパン (2/3ページ)

 「まずは売り上げの約半分を占める主要3ブランドの新製品(8月5日から順次発売)を皮切りに、再生プラスチックを約90~95%使用したボトルを採用する」

 --ボトル以外については

 「18年4月から、一部の新製品のアテンションシール(ボトル上部につける販促用シール)に再生プラスチックを約80%使用。それから約1年の研究開発期間を経てボトルの90~95%、詰め替え用パウチの約10%を切り替えることに成功した。現状では、これが技術的に可能な最大限度といえる。20年末の計画が達成すると、1300トンが再生プラスチックに切り替わる」

 --再生プラスチックへの切り替えはコストアップ要因になるのでは

 「確かに手間がかかるので価格は数%上昇する。それでも取り組まないと環境に負荷がかかる。再生プラスチックへの需要が高まれば供給量が増え、生産コストは下がる。需要が増えれば技術も進歩し、再生プラスチックの可能性も広がる。だからこそ消費者にプラスチックの使用量を減らしたり、リサイクルしやすい素材や再生プラスチックなどに変えたりすることが大事だと根気よく訴えていく必要がある」

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