eco最前線を聞く

来年、ボトル全てを再生プラ製に ユニリーバ・ジャパン (3/3ページ)

 PET以外にも展開

 --地元にも重要性を発信している

 「今年から、オフィスを構える中目黒で使用済みペットボトルの回収に乗り出した。7月27、28日開催の『第56回目黒区商工まつり 目黒リバーサイドフェスティバル』に初参加したほか、9月15日の『第43回目黒区民まつり』、10月26日の『中目黒ブロックパーティ』にも参加、ペットボトルの回収・リサイクルなどの意識啓発に取り組む。足元の目黒区を皮切りに、今後も活動を展開していく」

 --今後の展開は

 「ユニリーバは早い段階から、もうけるだけでなく、環境配慮の活動に取り組んできた。環境負荷を減らし、社会に貢献しながらビジネスを成長させる『ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン』を提唱した。当社は10年に導入しており、25年までにパッケージ(ボトルや詰め替え用パウチなど)に使用するプラスチックのうち、少なくとも25%を再生プラスチックにする。今回のPET素材の再生プラスチック化が第1弾で、次はPET以外への採用を目指す。また、同業他社や他業界とも連携して進めたい。小売業者とも組んで、回収して使用するサイクルをつくりたい」(松岡健夫)

【プロフィル】中川晋太郎

 なかがわ・しんたろう 慶応大総合政策学部卒。2001年外資系消費財会社でマーケティング・ブランドマネジメントを経験。09年ユニリーバ・ジャパン、16年8月から現職。41歳。神奈川県出身。

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