関電金品受領問題会見詳報(2)

「儀礼的なものも、そうでないものもあった」 関係悪化恐れ受領、返却は「難しかった」 (1/3ページ)

 《岩根茂樹社長はペーパーに目を落としながら、時折かすれ声になりながら、記者の質問に対し淡々と話し続けた》

 --個人口座への振り込みはないのか。岩根社長自身は

 岩根社長「私のところにはない」

 --社内処分は報酬何カ月分か

 岩根社長「私、会長も含め、報酬の返上を含む処分を行っているが、詳細は控えたい。一定の調査をして、当該事象の発注プロセスも適切に行われている。個人で管理をしていたということについては、大きな課題だと考えています」

 --返金されているというが、国税の調査がなければ、返金はなかったのか

 岩根社長「儀礼の範囲内でないものは受け取ってはならないということを、継続している。メモをつけて、どれくらいのものを預かっているかを記録していた。返却したものもある。そういう対応していました」

 --背広券を使用していたケースもあったというが

 岩根社長「基本的に、儀礼的な範囲のもの以外は返却したが、儀礼的であれば、そうでないものもあった」

 --返却できなかった理由は

 岩根社長「基本的に金銭などで、返却するのが難しかった」

 --一度受け取っている。なぜ、拒まないのか。社会的に高い地位の方が、そういうものを受け取っている

 岩根社長「提供したのは地元の有力者。さまざま御世話になっている。返すとか、受け取れないと言った場合、非常に厳しい態度で、先方も返却を拒んだ。その方との関係悪化を恐れて、返せる時に返そうとしていました」

 --委員会を設置したというが、いつからいつまでのことか

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