金融

個人投資家“誕生”から10月1日で20年 「つみたてNISA」で資産形成後押し (2/2ページ)

 証券業界が望みを託すのは、昨年1月にスタートしたつみたてNISAだ。最長20年間にわたって、毎年40万円を上限に、投資信託の配当や譲渡益が非課税となる。長期・積み立て・分散投資を支援する初心者向けの制度だ。

 金融庁によると、6月末時点のつみたてNISAの口座数は約147万口座で、昨年末時点から約4割伸びた。特に20~30代の伸びが目立つ。「つみたてNISAで個人投資家の裾野がものすごく広がった」と、楽天証券の関係者は話す。

 野村証券は中堅・中小企業に対し、従業員向けのつみたてNISA導入を働きかけている。「売り手市場」で新卒採用に苦労している中堅・中小企業にとって、福利厚生の充実を学生にアピールする材料となるという。

 日本証券業協会の鈴木茂晴会長は「若い世代がつみたてNISAで成功体験を持つことで、会員制交流サイト(SNS)などで話題になって、貯蓄から資産形成の流れが本格的なものになってくるだろう」と期待を寄せている。(米沢文)

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