東京商工リサーチ特別レポート

社長は「タワマン」高層階が好き? イメージ裏切る意外な実態とは (4/4ページ)

 都道府県別、市区郡別で上位を占めた大阪の社長は、高層階に住む傾向が強かった。高層階をステータスと感じ、会社の事業が上向く願いを込めて高い階に住む。商人の町ならではの値段は安ければ安いほど、マンションは高ければ高いほど、好まれるようだ。

 売上高の大きな企業や上場企業の社長は、一般的に高層階に住む傾向が強かった。成功の証として、また高いセキュリティ、絶好のビューサイトなど、様々なものを高層マンションに求めて業務に邁進しているのだろう。

 日々、四六時中、大きなプレッシャーにさらされる社長ほど、家はリラックスできる数少ない場所かもしれない。角部屋を好むのも、住環境にこだわった結果だろう。日本の社長は、会社では率先垂範しながら、マンションでは隅っこで癒しを求めているのだろう。

 住む階を通し、社長の姿がボンヤリと透けてみえる。階数を選ぶ基準は様々でも、あなたのお隣さん、そこの角部屋は社長さんかもしれない。

1892年創業。日本を代表する大手民間信用調査機関。民間信用調査機関として110余年のキャリアを持ち、日本の経済、企業トレンドを見つめながら、ダンアンドブラッドストリートをはじめとする各国の調査会社とのパートナーシップも駆使し、3億件を超える国内・海外の企業情報を提供。企業間取引に欠かせない与信管理を支援している。日本で初めて「倒産」の言葉を定義づけた会社としても知られる。

東京商工リサーチ特別レポート】は大手信用調査会社の東京商工リサーチが、「いますぐ役立つ最新ビジネス情報」として、注目の業界や企業をテーマに取材し独自の視点に立った分析をまとめた特別レポート。随時掲載します。アーカイブはこちら

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