上述のグレタ・トゥンベリさんは、「アスペルガーは病気ではなく、一つの才能。アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう」と言っている。自らの症状を意識して周囲に告げることで、周りもそれに配慮していく、そのような多様化した社会が望まれているのであろう。
発達障害者など多様な才能を持つ人々と普通の人々を、どのようにしてまとめ上げ、リーダーシップを発揮していくのか、新しいマネジメントのあり方が求められていると思える。
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【プロフィル】和田憲一郎
わだ・けんいちろう 新潟大工卒。1989年三菱自動車入社。主に内装設計を担当し、2005年に新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」プロジェクトマネージャーなどを歴任。13年3月退社。その後、15年6月に日本電動化研究所を設立し、現職。著書に『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』(同文舘出版)がある。63歳。福井県出身。