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2万台以上売れた「焼きペヤングメーカー」が、できるまでの“面白い経験” (1/3ページ)

 インスタント麺をお湯で戻し、湯切りしてからソースと合わせたら、カップ焼きそばのでき上がり。焼かないけど焼きそばである。

 しかし、インスタントでも焼いてつくったほうがおいしいという。麺を戻して焼き、最後にソースを掛ける。専用のホットプレートもあるほどで、ネットを中心に話題になった。

 そのホットプレートとは、ライソンの「焼きペヤングメーカー」のこと。2019年4月に一般販売が開始された、「ペヤング ソース焼きそば」を焼いて食べるための専用ホットプレートである。話題性の高さが手伝い、これまでに2万台以上売れている。

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 ライソンは大阪府東大阪市に本社を構える家電や日用品の企画・販売会社。母体は、クレーンゲーム用景品の企画・制作・販売を行っているピーナッツクラブ。「ペヤング ソース焼きそば」を開発・製造・販売しているまるか食品とピーナッツクラブが、クレーンゲーム用景品の企画で以前から取引があり、その縁もあって「焼きペヤングメーカー」は実現した。

 誕生のきっかけは、ほんの偶然だった。同社の山俊介社長が「ペヤング ソース焼きそば」を家で焼いてつくってみたところ、インスタント麺をお湯で戻してからソースを合わるつくり方よりもおいしいものができたことだった。

 それにしても、なぜカップ焼きそばを焼いてつくってみたのか? 山氏は次のように話す。

 「17年末のある日の酒の席で、どういうわけか、カップ焼きそばは焼いてつくらないことが話題になりました。これが発端になって一度焼いて食べてみることになり、その日のうちに家で『ペヤング ソース焼きそば』をフライパンで焼いてつくってみたところ、すごくおいしいものができたんです。焼いたらおいしくなることが分かったので、誰にでもつくれる『焼きペヤングメーカー』をつくることを思い立ちました」

 そのときは、袋麺のインスタント焼きそばと同じような要領で、「ペヤング ソース焼きそば」をつくったが、生麺を焼いたような感じになった。カップ焼きそばとはまったく別物に感じられたほどだったという。

 数あるカップ焼きそばの中でも「ペヤング ソース焼きそば」を選んだのは、ピーナッツクラブとまるか食品が取引関係にあるからだけではなかった。実は「ペヤング ソース焼きそば」以外にも、日清食品の「U.F.O.」も焼いてつくってみたが、ソースの味が強すぎ味が濃いことから「ペヤング ソース焼きそば」を選択した。

 しかし、ライソンは大阪の会社であり、山氏も大阪出身。関西ではカップ焼きそばといえば「U.F.O.」のほうが高く支持されている。カップ焼きそばは「U.F.O.」で育ちペヤングにあまり馴染みがなかった山氏は、社会人になってから「ペヤング ソース焼きそば」に関するあることで驚かされていた。

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