東京五輪に影響も
雪不足は、今夏の東京五輪を盛り上げる催しにも影響を及ぼす可能性が出ている。さいたま市を会場とするサッカーとバスケットボールでは、冬の間に新潟県南魚沼市で降った雪を保存し、暑さ対策で観客に配布することが計画されているが、南魚沼市では思うように雪が積もっていない。
毎年、1月中旬~2月中旬ごろが一番雪が降り、この時期に1~1・5メートル程度の積雪があるというが、積雪を集める予定の場所では22日現在で15センチほど。市の担当者は「雪が集まらないということになれば、山の標高の高いところから持ってきたり、春に除雪した雪を集めたり、対策が必要になる」と不安を募らせる。
もちろん天気だから予想外のこともある。気象予報士の片山氏は「平成28年は今年と同様に暖かい日が続いた後、1月末に急に寒くなった。急に寒くなる可能性もある」とも話す。