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現役退く「ハーフティンバー」原宿駅舎 今秋の解体待つ都内最古の木造駅舎 (2/2ページ)

 飾りだった尖塔

 屋根にある風見鶏が付いた尖塔(せんとう)も特徴の一つだ。JR東日本によると、この尖塔は純粋な飾りで中は何も使われておらず、屋根の上に乗っているだけという。

 「大正3年開業の東京駅にも塔をつくる案があったが、目立ちすぎるため中止になったと聞く。こういう遊びができるのは10年代だからで、時代がずれていたら許容されなかったかもしれない」と小野田氏。

 今のところ解体まで木造駅舎を覆い隠す予定はないという。秋に訪れる最後のときまで、風見鶏は街を見つめ続ける。(吉沢智美)

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