高論卓説

オンライン面接での見極め方 発言促す質問で熱量・合致度を把握 (2/2ページ)

 オンラインでのスキルの見極め方は、個別スキルが強調される分、見極めは容易になる。面接する側の質問の意図を理解した返答かどうかで、理解力の高さが測れる。質問に正確に答えたかどうかで正確性が分かる。意外な答えが返ってくるかどうか意外性が探れるのだ。

 自社の企業文化に合致しているかどうかも、その部分に分解して質問を組み立てれば、オンラインの方が対面より見極めが容易になる。一人で取り組んで成果を挙げた話をした候補者に、他のメンバーと協力して取り組んだ事例を挙げてもらう。一人の取り組みと共同での取り組みとどちらに腐心して話すかで、牽引(けんいん)志向か調和志向かを見極める方法だ。自社の企業文化がチャレンジやイノベーションを志向しているのであれば、牽引志向の高い人が合致しているだろうし、連携やバランスを志向しているのであれば調和志向の人が企業文化に合っているといえる。

 これらはいずれも、一つ一つの見極め結果には誤差はあるが、いくつかの返答結果を積み重ねると誤差は減少し、その人本来の地の姿が見えてくる。

【プロフィル】山口博

 やまぐち・ひろし モチベーションファクター代表取締役。慶大卒。サンパウロ大留学。第一生命保険、PwC、KPMGなどを経て、2017年モチベーションファクターを設立。横浜国大非常勤講師。著書に『チームを動かすファシリテーションのドリル』『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社)。長野県出身。

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