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醤油の街から消えた観光客 「観光戦略、ようやく実を結んだのに…」 (2/2ページ)

 「桶で発酵させた醤油の材料となる諸味(もろみ)を、木棒でかき混ぜる『櫂(かい)入れ』体験は特に人気で、みんな表情を輝かせる」と加納代表。

 4月16日には緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、外出自粛が強く要請されているが、「秋までには、なんとか新型コロナが終息してくれれば」と期待する。(西家尚彦)

 湯浅醤油 和歌山県湯浅町周辺で製造される醤油。大豆と小麦、塩を原材料とする醤油造りは、中世に湯浅地方で広まったとされる。江戸時代には紀州徳川藩の保護で、関東地方にも出荷された。江戸時代後期には湯浅には約90軒の醸造元があったが、戦後は大量生産する大手メーカーに押され、角長など数軒に減少している。

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