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新型コロナ抑止にロボット活用 宿泊施設や空港など各社知恵を絞る (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ロボットを活用する動きが広がっている。軽症者を受け入れる宿泊施設でロボットが弁当の運搬やごみを回収する実証実験が実施され、空港でもソファや手すりを消毒する取り組みが行われている。感染者が入院する病棟では接触を避けるため、自身の分身として、医師や看護師、家族らとのやりとりをサポートするロボットも導入されている。

 ロボットを開発するDoog(茨城県つくば市)とciRobotics(大分市)は今月から大分県と連携し、新たな取り組みを始めた。無症状者や軽症者の受け入れ先となっている「杜の湯リゾート」(別府市)で、無人配送ロボット「サウザー」の実証実験を行った。

 弁当配送、ごみ回収

 杜の湯リゾートにはまだ無症状者や軽症者は宿泊していないが、今後の入居を想定し、サウザーで弁当の配送やごみを回収するデモンストレーションを実施した。ロボットには4つの車輪が付けられ、台の上に弁当やごみを置き、タブレット端末で操作しながら運搬する。

 DoogとciRoboticsは大分県にサウザーを無償貸与しており、大分県新産業振興室の徳丸聖久氏は「実証実験を重ねて課題を解決し、本番に備えたい」と意気込む。Doogは大分県で実績を作り、全国に提供を広げたい考えだ。

 ロボットスーツを手がけるサイバーダインは、羽田空港で自動走行する消毒ロボットを稼働させている。ロボット上部からソファや手すりに消毒液を噴射する仕組みで、2時間で3000平方メートルを消毒できる。広報担当者は「海外の航空会社から機内の座席消毒の活用の問い合わせがきている」と明かす。同社は日本信号と協業し、駅や駅ビルでの販売拡大も狙う。

 ソフトバンクグループのアスラテック(東京都千代田区)もホテルや医療機関から無人の配送ロボットや消毒の遠隔操縦ロボットの引き合いが来ているという。商談がまとまり次第、順次提供を開始するという。

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