未来への羅針盤

テクノラボ、海洋プラごみをプレスで皿に 独自技術で工芸品化 (2/2ページ)

 選別が難しいこともあるが、「プラスチックの持つさまざまな面を、デザインを通じて引き出せた」と、このブランドの中心メンバーでデザインを手掛ける田所沙弓さんは話す。

 特別な宣伝活動は一切していないものの、徐々にブランドの認知度も広がり、サイトを通じて工芸品の購入を申し出る人も増えている。さらに全国各地からプラごみを提供したいとの連絡も入るようになった。

 ◆アワード受賞

 こうした取り組みが評価され、9月には日本財団と環境省による「海ゴミゼロアワード2020」のイノベーション部門で受賞した。

 もし地球からプラごみがなくなったとき、このブランドは立ち行かなくなることも考えられるが、林社長は「むしろそれが社会にとっては望ましい」と笑顔を見せる。

 プラスチックは大量生産しやすいため、どうしても使い捨てのイメージが拭えない。「脱プラスチック」の世界的な世論の高まりから、プラスチックが悪者扱いされることも少なくない。

 ただ新型コロナウイルスをはじめ感染症の流行で、防護服や手袋など衛生面からどうしてもプラスチックに頼らざるを得ない現実もある。林社長は「社会の中でプラスチックが果たす役割を、多くの人が考えるきっかけになれたら」と、プロジェクトの意義を話す。(松村信仁)

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【会社概要】テクノラボ

 ▽社長=林光邦氏

 ▽本社=横浜市神奈川区青木町6-19  ライオンズ横浜マークレジデンス1B

 ▽設立=2004年8月

 ▽資本金=550万円

 ▽従業員数=13人

 ▽主な事業=プラスチック製品の筺体(きょうたい)のデザインや製作など

 ▽ミッション=プラスチックで思いをカタチにする

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