2021 成長への展望

あいおいニッセイ同和損害保険社長・金杉恭三さん ベンチャーと連携しデータビジネス (1/2ページ)

 --2021年度までの4カ年の中期経営計画の進捗(しんちょく)状況は

 「20年度はステージ2(後半)のスタートだった。新型コロナウイルス禍で昨年4月に発令された緊急事態宣言直後は厳しい情勢だったが、昨夏以降、自動車は安全で便利な移動手段と見直され徐々に持ち直した。地方公共団体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援や、運転挙動反映型のテレマティクス自動車保険の海外展開など新たな取り組み効果もあって順調に推移しており業績は好調だ」

 --21年度に注力することは

 「自動車保有台数の減少、大規模自然災害の常態化、低金利環境の継続にコロナ禍も加わり、国内外の環境変化は非常に大きい。中計で掲げた『先進性』『多様性』『地域密着』を生かした取り組みを進める。中でもテレマティクス保険から得られる車両データを自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリグ、電動化)やMaaS(サービスとしての移動)といったモビリティーの変化に対応した新商品・サービスの開発に生かす」

 --データをビジネスに生かすということか

 「その一環として国内外のベンチャー企業との業務提携や出資を積極的に行っていく。投資はリターンを得るのが目的ではなく、ベンチャーが持つデータに興味があるからだ。データを多く持つ企業が勝つといわれる時代に入るので、データ取得に注力し、それを利活用するデータビジネスに乗り出す」

 --ほかに期待するビジネスは

 「地方創成のきっかけづくりとなるスマートシティー構想もベンチャーなどと組んで取り組んでいく。安全、安心な車社会の実現に向けた最先端の実験に関わることになるのでワクワクしている。トヨタ自動車の『ウーブン・シティ』にも参画できるよう取り組んでいる」

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