吉本興業ホールディングス(HD)は13日、中国内での事業を推進するため、上海に新会社を設立したと発表した。吉本興業HDが100%株式を保有する全額出資子会社で、現地パートナーとともに日中両国の人材発掘育成を図るためのオーディション番組制作などの共同事業を立ち上げる。
吉本興業HDによると、新会社の代表者である董事長には仲良平氏が就任した。中国市場における日本の農水産品、物産品の販路拡大のほか、通販事業者などが商品を説明しながら販売する「ライブコマース」事業を皮切りに地方経済の活性化を目指す。
吉本興業HDは昨年12月、中国の「上海文広演芸集団有限公司」と包括業務連携協定を締結するなど日中両国や第三国でエンタテイメント事業の共同展開を推進している。