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パインアメ、コラボ基準は甘くない? ソープ完売で目標金額の50倍に (2/2ページ)

SankeiBiz編集部
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香料はトップシークレット

 パインアメのコラボ商品は多岐にわたり、今年だけでもパインアメ味のサワー、乳酸菌飲料、洋菓子のブッセ、冷凍するとシャーベットになるポリ容器入りドリンクが発売された。それ以前には他業種ともコラボを果たしており、入浴剤や食器用洗剤なども登場している。

 既に洗剤があるのなら、新たに石けんが作られても不思議ではないのかもしれないが、そもそもお菓子がコラボの範囲を日用品にまで拡大すること自体が珍しい。ユニークな商品が生まれ続ける理由についてパインの広報担当者はこう話す。

 「現在、当社ではテレビCMを展開していない。他社とコラボをすることで小売店のさまざまな棚に『パインアメ』の名前がついた商品が並べば、宣伝になる」

 パインとしては自社商品をアピールしたいのだから、コラボ企画は自然と厳選される。基本的にパインに企画案が持ち込まれ、メーカーが製品を作り、パインは監修を担当する流れだが、「波及効果が見込めない案や原価の課題を解決できない案は実現しない」(広報担当者)という。

 正式にコラボ商品を開発することが決まっても、パインアメの味や香りを自力で再現するという難関がメーカーを待ち構えている。パインにとってお菓子に含まれる香料の情報は秘中の秘。看板商品の名を冠した商品を作るとはいえ“トップシークレット”を外部に知らせるわけにはいかないのだ。

 試作品をもとにアドバイスを送ることはあるそうだが、パインアメの香りや酸味に似せるのは至難の業だ。パインの中でも、試作品に対して「パイナップル味だけどパインアメ味ではない」などと、職人的なこだわりを求める意見が出ることがあるという。

 こうした難題をクリアしたパインアメソープは、「パインアメの日」の8月8日からミヨシ石鹸の公式オンライストアで予約販売される。しかし、注文が殺到しており「初回以降、いつ販売できるようになるか見通せない」(広報担当者)。今後の販売情報はTwitterや公式オンライストアで告知していく予定だ。「なぜ高級フレンチに大盛りはないのか」 儲かる店が“無意識”にやっている事】

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