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人間vsイノシシの“泥臭い”頭脳戦 DMMが広島で獣害対策、侵入防止→捕獲へ (2/2ページ)

次は捕獲を目指す

 調査と対策を続ける中で新しい発見もあった。イノシシは臆病で注意深く行動する生き物だとされているが「設置したトレイルカメラに気づくと、近づいてにおいを嗅いでいた」(同担当者)。野生のクマと同様に人慣れしているとも考えられるという。また、人間と同様に歩きやすい道路を移動経路として使っていることも分かった。

 こうした対策の成果についてDMMアグリの担当者は、数値化することは難しいと前置きした上で「対象区域でイノシシが確認されている一方、実験区(施策を実施した箇所)においてイノシシの侵入経路を限定し、そこに対策資材を設置したことによってイノシシが引き返す動画の撮影に成功したため、軽減することに成功したと言える」と説明している。

 農林水産省などが推奨するように、獣害対策は侵入防止と捕獲がセットだ。これまでのDMMアグリの活動では侵入防止に重点が置かれたが、得られたデータを生かしてイノシシを捕獲するという次の段階のプロジェクトも動き出した。

 同社の担当者は「今後も恒久的にイノシシの侵入を防ぐことを目的とした鳥獣被害対策に取り組みたい」と意気込んでいる。

SankeiBiz編集部
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